​次のステージへ。

2014年からスタートしたカポポサン島とのココナッツオイルプロジェクト。地図にも載っていない電気もガスも水道もない経済的に孤立していた島は、ダイナマイト漁という海を傷つけてしまう漁をしていてたくさんのサンゴ礁が破壊されていました。

それもこれも目の前の生活の為。小さな島で社会的に弱い

立場である島民たちは搾取される立場にありました。

自生しているヤシの実だけでココナッツオイルを生産し、

毎月決まった量を買い取り最低限の現金収入をココナッツオイルでまかない、経済的な自立とダイナマイト漁をなくすことを目標としたプロジェクトでした。

 

「消費者を想う生産、生産者を想う消費」​でお客様にも応援され、島民たちは誇りを持ってこの仕事をしてきました。プロジェクト開始から約半年、カポポサン島海域でのダイナマイト漁はなくなり、それから6年後、生態系が戻ってきて海を傷つけずとも食べていける量の魚を獲れるようになり、綺麗で安全な海はダイビングの聖地として観光客も訪れるようになりました。今ではお土産に“日本でも売れているココナッツオイル“として直接観光客に販売しています。

ローカルで経済が回るようになり、島民たちも忙しくなりました。目標は達成されたと判断しました。

2021年3月をもって、カポポサン島はLove‘s Galleryを卒業しました。

​そしてそのタイミングで新しい小規模生産者さんからのオファーがきました。そこは南東スラウェシのボンバナ。元々世界中で起こったココナッツオイルブームに乗っかろうと政府が建てた工場で周辺の村民が雇われていました。そしてブームは去り、売れなくなると政府も工場を放置したくさんの人が職を失いました。

その中でも諦めずにココナッツオイルを作り続けてきた方がいました。彼は当時の工場長で使っていた機械を勝手に使うこともできないので自作でコピーし、ホームメイドでココナッツオイルを生産しローカルの市場で販売し続け、職を失った同僚たちにホームインダストリーでやっていけるんだと証明しました。彼はココナッツキングと呼ばれています。

(写真一番上左)

キングは少しずつ事業を拡大して、従業員を増やしていきました。そこでLove’s Galleryの存在を知り声をかけてくれました。手作りで品質も良く、ローカルのマーケットでは食用はもちろん、コスメや薬としても人気だと。衛生基準も高く非加熱のローココナッツオイル。小さな工場だけど、Love’s Galleryとだから取引がしたいと言ってくれました。

私は「答えは結局、愛なのだ。」をモットーに活動する中で

Love’s Galleryは社会問題の解決に繋がる答えで在りたいと思っていました。もう十分に自分達の足で立っている彼らに私が手を出す必要があるのかと悩んだ時期もありましたが、

キングのココナッツオイルもまたカポポサン島と同じように私だから出会えたものであり、彼らに起こった雇用の悲劇は私たちの消費行動と繋がっているのは間違いないので、この新しいプロジェクトからも学べることあると確信を持って、フェアトレードココナッツオイル事業を続けてくことに決めました。

​今後ともLove’s Galleryと新しい仲間達をよろしくお願いします。(左上のキングの写真以外はカポポサン島の写真です)